くらしお古今東西

岩手県と塩

江戸時代から明治末までは、三陸沿岸では主に海水を直接釜で煮つめる方法による塩づくりが行われていましたが、大船渡湾には入浜式塩田もありました。

野田村の海岸でつくられた塩を牛の背に乗せて北上山地を越えて盛岡近郊にまで運んだ「野田塩ベコの道」が塩の道として有名です(ベコは牛のこと)。

塩にまつわる習俗

柳田国男の『遠野物語拾遺』には、昔、与作という塩商人が正月の11日に塩を売り歩くと、買った塩の中に黄金が入っていたことから、遠野の町では、これを吉例として正月11日に「与作塩」といって塩を買う習慣があったとの話が載せられています。

参考文献:『遠野物語拾遺』柳田国男

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